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日本銀行は信用できるか

岩田規久男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062880107
ISBN 10 : 4062880105
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2009
Japan

Content Description

世界恐慌の現在、伝統的金融政策を取り続ける日銀に、ゼロ金利政策・量的緩和と、非常時の非伝統的金融政策の導入を提示し続けた著者が明かす、中央銀行の義務と責任とは。金融政策の病根に迫る1冊。

【著者紹介】
岩田規久男 : 1942年、大阪府に生まれる。1966年、東京大学経済学部卒業。1973年、同大学大学院博士課程修了。1983年、上智大学教授。1998年、学習院大学経済学部教授。この間1976年から1978年までカリフォルニア大学バークレー校において客員研究員を務める。専門は金融・経済政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • k5

    マイブームとしての財政。え、この人が日銀じゃなかったっけ、と思って調べたら、13年から日銀副総裁で、この本はリーマン直後の09年の本なのですね。非常に論旨は明快で分かりやすいです。仮に伝統的な金融政策を継続していたら、経済停滞はもっと続いたでしょうし、現在のような危機に対しても財政出動する術がなかったように思います。(あまり実行されませんが)。一方で、一番大きな主張であったインフレは結局達成できなかったんですよね。検証のために『日銀日記』も読まないとないかなあ。

  • takizawa

    金融緩和政策により日銀の財務の健全性が失われ、高いインフレが起きるのではない。モノの供給量に対して貨幣の流通量が過大になるからインフレが起きる。むしろ、日銀がインフレ目標を定め、日銀の損失をコントロールすることは有効で、長期国債や民間の買い入れ増加には政府の保証をつけてやればよい。筆者曰く、日銀の金融政策が迷走するのは、経済・金融の知識のない東大法学部卒が、過度にインフレを恐れ、誤った時期に利上げを繰り返すから。日銀に目標設定の独立性を与えるのではなく、政府にインフレ目標設定の裁量を与えよ、という主張。

  • denz

    次期日銀総裁のダークホース的な存在の著者が論じる日銀論。他の国の中央銀行総裁が、経済学部卒の博士号取得者が多いのに比べ、日銀は主に東大法学部出身の官僚が就くことが多く、「前例主義」と無謬性の維持のための研究機関と説明責任の拒否という特徴がある。また現在のデフレターゲットとも思われる日銀の金融政策は、99年段階から「インフレでもデフレでもない通貨の安定」を検討していたという。それを考えるとパフォーマンスは素晴らしいと言える。インフレ目標を与えれば、達成は難しくないが「前例主義」が邪魔をするのかもしれない。

  • nchiba

    経済運営の目標を客観的に定めず、そのために評価ができないから責任も問われず。か。極めて日本的なシステムが経済を蝕んでいるのだなあ。暗澹たるきもちになるよ。

  • Humbaba

    日銀は,円の安定のために様々な政策を行っている.それは,主に伝統的な金融政策を踏襲していると言っても良い.しかし,それが本当に今の日本にとって利益につながる物になっているのかは再評価が必要である.

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